TeamWoodRecycleの森づくり活動

 TeamWoodRecycleの森づくり活動では、小笠原諸島の歴史や開拓のストーリーをたどりながら、どうしてこの地域の森林に外来種が入り込んだのかを一緒に学びます。
 世界自然遺産としての小笠原で行われている生態系を守るための取り組みや、植生を回復させる技術、そして森を修復する最新の方法に触れます。「なぜ必要なのか?」「どうやるのか?」といった問いに向き合いながら、理論と実践の両方を経験できます。
 また、小笠原小学校の4年生は、総合学習の一環として、この森づくりを学び、「森づくりマスタープラン」に基づいた自然再生計画を自分たちで立てています。活動の舞台は洲崎村民の森。目標を立て、新しい森を自分たちの手で育てていきます。
 この活動の参加者には、成果を形に残すためのオープンバッジが授与されます。

森林整備

外来種の駆除
在来種を守るため、外来植物を計画的に駆除し、在来種が育ちやすい環境に近づける作業を行っています。

間伐
森林の健康を保つため、過密になった木々を間伐し、適切な光が入る環境を作ります。

森林の地表整備
駆除や間伐で発生した樹木資源を利用し、バイオネストを作り、土壌の養分循環を促進する活動を行っています。

遊歩道の整備
森内の植生や環境に配慮した遊歩道の整備を行っています。

植栽活動

新しい苗木の植樹
環境に適した苗木を選定し、計画的に植樹を行っています。

苗木の管理
植樹後の苗木が順調に育つように、定期的な観察や周辺環境の改善を行っています。

データ収集とモニタリング

植生調査
森林の状態を把握するために定期的な調査を実施。植樹後の成長状況や生物多様性の変化を記録しています。

効果測定
森づくり活動が環境や生態系にどのような影響を与えているか、長期的にモニタリングしています。

地域との協働

住民との共同作業
地域住民と連携し、森の整備や植栽作業を行います。これにより、地域全体で環境保全意識を高めています。