<活動内容>
外来種駆除や枯損木伐採、間伐による木材の有効利用

<活動コンセプト>

小笠原では、公共事業において外来種駆除や枯損木、支障木の伐採などが行われ、その樹木は年間約270tほど『チップ化』や『細断処理(薪利用目的)』されていますが、ほとんどが有効に活用されていない現状があります。処理された樹木が『収益を生み出すシステム』に結びついていないと言えます。

また、現場からの搬出が困難なため、現場に残された発生材に関しては細断処理しか行えず、単に腐植するまで放置されている状況です。

小笠原の生態系を破壊する「外来樹木」や社会的に「邪魔な」、「危険な」樹木であっても、伐採された木々を『エネルギー資源』や『材木』、『肥料』などの視点で見ると、小笠原にとっては大きな財産となり得ます。

小笠原は経済やエネルギーなどほぼすべてを本土に依存しており、資源の循環に取り組むことは重要なミッションだと考えています。

大きな話になってしまいましたが、私たち小笠原グリーンは、その小さな一歩として、伐採された木々を『製材』したり、腐朽した材を『炭用の薪』にしたり、樹皮を『バーク堆肥』にしたり、おが屑を『土壌改良剤』として活用するなど、伐採された木々を無駄にしない取り組みに取り組んでいます。

もちろん、私たちは余暇時間を利用して行っていますので、「伐採木の一部で・・・」という注釈がつくことになりますが、この取り組みが島民の支持を得て、小笠原の新たな産業に発展していくことを夢見て頑張ります!